【売買】境界の明示について

query_builder 2025/12/18
中古戸建任意売却業務 國島 隆


平素より大変お世話になり、誠にありがとうございます。

株式会社TOWN-NET業務の國島と申します。


今回は売買についてお話をさせて頂きます。

中古戸建をご売却される際に、売主様の責務の一つに境界の明示というものがあります。

これは、ご売却される土地と隣接地の土地境界がここですと買主様へお知らせする大切な作業です。


最近はブロック塀やフェンスを敷地内に設置する場合がほとんどですが、

昭和の頃は、隣地所有者様と費用を折半して境界上にブロック塀を設置することがありました。

従って、境界杭はブロック塀の下に埋まっている事が多いのです。



先日ご契約した中古戸建のケースですが、

昭和に設置されたブロック塀は測量図面上では境界上にあり、

測量図面では境界全てに境界杭または境界標が入っている状況でした。


現地確認すると既存ブロック塀を支える為に控え壁を後付けで設置したと思われる1ヶ所だけ

境界が目視できない場所がありました。


その場所の土を掘って確認しましたが、控え壁を設置する際に施工業者が捨てコンをしておりました。

おそらく既存ブロック塀とは別業者ではないかと推測します。

捨てコンとはブロックを積む前に土にコンクリートを流し込んで土台とすることですが、これが厄介です。

コンクリートを壊さないと境界杭が目視できないのです。


こういう場合、土地家屋調査士の先生に依頼して境界杭を探して貰うか、境界の復元してもらうのが一般的ですが、

その場合、売主様に数万円の費用負担が発生してしまいます。


既存ブロック塀の他の個所はブロックをカットして境界杭が目視できるよう施工されていたので、

ほぼ図面通りの場所に境界杭は埋まっていると感じていました。

売主様と買主様にご承諾を頂き、その場所のコンクリートを壊させて頂くことにしました。

大手不動産業者様や若い営業マンは、コンプライアンスやコストパフォーマンス等の理由で

決して自分ではやらない作業かと思いますが、売主様の事を思えば、私はやります。


案の定、少しコンクリートを斫った段階で既存ブロックのカット部分が見えました。

境界杭は間違いなく埋まっていると感じました。

当然、斫り機などないので、バールとハンマーでの手作業です。

1日目は2時間程頑張りましたが、まだ杭は確認できず、日が暮れてきたので断念しました。



境界杭 1日目


発見するまで時間がかかると思い、定休日に2日目の作業をさせて頂くことにしました。

自宅からインパクトドライバーとコンクリドリルを持参し、作業を再開しました。

流石に斫り機には負けますが、電動工具は作業効率が違います。

コンクリートにドリルで穴をあけ、バールで斫っていくとある瞬間に抜けた感覚がありました。

その瞬間、境界杭は埋まっていると確信しました。


境界杭


2日目は4時間程作業して無事に境界杭を発見することができました。



パスタ


売主様の奥様にはお茶やお菓子、お昼には手料理(パスタ)まで振舞って頂き、感謝です。

ご馳走様でした。美味しかったです。


決済まで引き続き宜しくお願い致します。


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